全家研第五代総裁に村上和雄先生が、昨年11月1日付けでご就任されました。全家研歴代の総裁は、初代総裁平澤興先生にはじまり、鯵坂二夫先生、外山滋比古先生、そして第四代総裁は伊藤桂一先生でいらっしゃいました。 村上和雄先生は、筑波大学名誉教授で、ご出身は京都大学農学部であります。ご専門の遺伝子工学では世界的権威であり、日本における第一人者でございます。平澤興先生とは京都大学時代にお会いになっておられ、「自身の生涯を通じ非常に影響力のあった先生であった」と話されています。このたび、ご縁があってこのようなすばらしい先生との出会いがあり、総裁にご就任いただけたことは、何かしら平澤先生のお導きのような思いがいたします。全家研の不易なる理念(精神)を確実に承継頂ける新総裁の誕生と思っております。 (全家研 中井会長の挨拶文より) 村上先生からのメッセージ 子どもは、お母さんのおなかの中で生み出される奇跡です。両親の遺伝情報をもつ一個の細胞は、お母さんのおなかの中で分裂をくり返し、約三十二億文字の遺伝情報をもつ赤ちゃんとして、この世に生まれてきます。生まれてくる子どもは、両親の染色体の組み合わせによって約七十兆通りもの可能性があります。 だから、子ども一人ひとりは七十兆分の一の奇跡だといえます。宇宙の「なにかすごい力」の働きによって、一組の男女の遺伝子を直接受けついで存在するかけがえのない命です。この奇跡の命をいかに育てるべきか、私たちはいまこそ真剣に取り組まなければなりません。 |
| 村上和雄先生のプロフィール紹介 1936年(昭和11年)奈良県生まれ。筑波大学名誉教授。 1963年(昭和38年)京都大学大学院農学研究科博士課程修了。同年米国オレゴン医科大学研究員。米国バンダービルト大学助教授などを経て、1978年(昭和53年)筑波大学応用生物化学系教授に就任。 1983年(昭和58年)には昇圧酵素「レニン」遺伝子の全暗号解読を世界に先駆けて成功。以後、バイオテクノロジー分野の研究で世界の注目を集める。 1996年、日本学士院賞受賞。遺伝子工学で世界をリードする研究者の一人。 |
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